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ヤングケアラーへの支援を強化
本来、大人が担う家事や介護を日常的に行っているヤングケアラーへ、ニーズに応じたヘルパーの訪問支援で負担を軽減します。
『ヤングケアラー』という言葉をご存じですか?
本来なら大人が担う家事や家族の介護を日常的に行いながら、学校へ通学する18歳未満の子どもを『ヤングケアラー』と言います。
小学生、中学生、高校生の子どもが、障害や病気のある家族や兄妹の見守り、食事の準備、入浴やトイレのお世話を日常的に行っている実態があります。
子どもが家事や家族の世話をすることは、ごく普通のことだと思われるかもしれません。
しかし、『ヤングケアラー』は年齢に見合わない重い責任や負担を負うことで、本来なら享受できたはずの【勉強に励む時間】【部活に打ち込む時間】【将来に思いを巡らせる時間】【友人との他愛ない時間】
…これらの“子どもとしての時間”と引き換えに家事や家族の世話をしていることがあります。
また、子ども自身が「自分はヤングケアラー」だと認識していない場合もあります。
私の高校時代の友人も、今でいう『ヤングケアラー』でした。
当時は『ヤングケアラー』という言葉すらなかった時代です。
祖父の介護や、ご飯を作る、洗濯をする…など、家事全般は私の友人、高校生の彼女の役割でした。
「生活の中心は、家族の介護と世話に追われていて、とても疲れていたし、誰にも頼れなかったよね。家族のこと家庭内のことだから仕方がないことだと思っていたし、あの頃は、知られることも恥ずかしいと思っていたんだよね。」
…と、話してくれました。
彼らの理解者の一人となれるようなサポートが必要です。
各家庭のニーズに応じた、ヘルパーによる訪問支援で『ヤングケアラー』の負担を軽減していきたいと考えております。
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