特別養護老人ホーム(特養)の増設
特別養護老人ホームに入れない入居順番待ちの現状を、特養の増設により将来への不安を解消します。その為にも、施設での介護従事者の賃金アップ、待遇改善で人材不足を回避します。
西東京市での【入所待機者数】をご存知ですか?
13箇所ある介護保険施設「特別養護老人ホーム(特養)」の入所待機者数は932人です。(西東京市 令和4年3月31日現在)
とても多くの方が入所の順番待ちをしている状況です。
そして、これから自分たちが入居を考えた際、今現在でも多くの待機者がいる中で、入居できるのだろうか?そんな不安を抱かれると思います。
近年、高齢化の進展とともに、介護施設不足の問題が大きくなりつつあります。
特に「特養」の空きは少なく、入居を待つ高齢者が多い状況がなかなか解消しておりません。
「特養」は公的な施設であり、介護保険が適用されるため、費用が安く、終身利用できる施設として、ご本人や家族の安心が得られることもあり人気が高いです。
また、生まれ育ち、住み慣れた地域にある施設という点も高齢者の安心材料になっています。
2015年に特養の入居要件を「原則、要介護3以上」とする条件の厳格化が行われましたが、それでもすべての入居希望者をカバーできていません。
入居できず、経済的な理由から有料老人ホームにも入れない高齢者は、在宅のまま訪問介護や通所介護などの介護サービスを受けている現状があります。
「本当に介助が必要な時に大丈夫なのだろうか」という不安を抱えながら生活しています。また、家族が介護離職せざる得ない場合もあります。
ご本人、ご家族の切迫性を鑑みると、特別養護老人ホーム(特養)の増設が必要と考えます。
また、特養増設にあたり、介護業界が抱える問題に人材難があります。
まずは、介護従事者の賃金アップ・待遇改善を行い、不足している介護士の充足を図ることが必要と考えます。